カテゴリ:Review( 17 )


2008年 06月 04日

蝶といえば

笠井紀美子のアルバムでハービーハンコックが加わった『バタフライ』。



M1. I Thought It Was You
M2. Tell Me A Bedtime Story
M3. Head In The Clouds
M4. Maiden Voyage
M5. Harvest Time
M6. Sunlight
M7. Butterfly
M8. As

入手してから結構経ちますがよく聞いてます。発表は1979年というから、自分はまだ音楽に目覚めていない頃の話。当然リアルタイムじゃないのだが、これなかなかカッチョいいのです。一見すると、かなり強引とも思えるアレンジの曲もありますが、当時としてはかなり斬新で画期的だったんじゃなかろうかなー。M1の"I Thought It Was You"はオリジナル(ハンコックの"Sunlight"収録)に負けず劣らずで聞き入ってしまいます。ハンコックの妹が作詞をしたという"Maiden Voyage"とか他の曲もいい出来で、このアルバムの曲は是非一度どこかで演ってみたいと思いますよ。とても20年以上前の作品とは思えない。

因みに笠井紀美子はリチャード・ルドルフ氏(有名な『Lovin' You』の作曲者)と結婚して現在はLA在住、ジュエリー・デザイナーをしているそう。

[Kimiko by KIMIKO]
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by batterista | 2008-06-04 02:01 | Review
2008年 01月 10日

QUIET KENNY/KENNY DORHAM(1959)



M1. LOTUS BLOSSOM
M2. MY IDEAL
M3. BLUE FRIDAY
M4. ALONE TOGETHER
M5. BLUE SPRING SHUFFLE
M6. I HAD THE CRAZIEST DREAM
M7. OLD FOLKS
M8. MACK THE KNIFE

[Personnel]
Kenny Dorham(tp)
Tommy Flanagan(pf)
Paul Chambers(bs)
Arthur Taylor(ds)

今年はちょっと地味目(失礼)なミュージシャンも聞いてみよう、ということで昨年末に手に入れたのがこの作品。ケニー・ドーハムの作品としてはわりと代表作として取り上げている人が多いみたい。一通り聞いてみてゆったりした曲が多くていわゆる派手さもまったく無く、まさに地味目な印象そのまま。因みにこのドラマー(アーサー・テイラーと読むらしい)も名前を聞いたことがない。地味ながらプレイヤーの技術や演奏力も確かで、ちゃんとまとまっている良い作品だと思う。でもしばらく聞かないと忘れてしまいそうw
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by batterista | 2008-01-10 00:59 | Review
2007年 09月 26日

Joni Mitchell

River: The Joni Letters
(邦題:リヴァー~ジョニ・ミッチェルへのオマージュ)



[Songs]
M1. Court And Spark - (with Norah Jones)
M2. Edith And The Kingpin - (with Tina Turner)
M3. Both Sides Now
M4. River - (with Corinne Bailey Rae)
M5. Sweet Bird
M6. Tea Leaf Prophecy, The (Lay Down Your Arms) - (with Joni Mitchell)
M7. Solitude
M8. Amelia - (with Luciana Souza)
M9. Nefertiti
M10. Jungle Line, The - (with Leonard Cohen)

[Personel]
Herbie Hancock(p,key)
Wayne Shorter(ss,ts)
Lionel Loueke(g)
Dave Holland(b)
Vinnie Colaiuta(ds)

多くのジャズミュージシャンと親交があり、リスペクトされているジョニ・ミッチェル。名前はあちこちで聞くのだが実は殆ど聞いたことがないのだった。てことでハンコックの新作は前回のPossibilitiesに続いてまたも唄モノ路線。まだ生きているのにトリビュート盤というのもどうなのかと思うが、ゲストミュージシャンの中には本人もまじっていたりするのでこれはこれでアリなのだろう。ドラムのカリウタも確か彼女とは共演歴があった一人だと思ったが、今回はさすがにおとなしめ。ハンコックは相変わらず一番オイシイところを浚っているw。自分の場合は原曲を知らないのでどうアレンジされたのかという楽しみ方は出来ず普通にさらっと聞き流してしまったが、好きな人にはそれなりに面白い出来栄えなのかもしれない。とりあえず原曲も聞いてみたい気がするのでお勧め盤があれば教えて下さい。
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by batterista | 2007-09-26 00:56 | Review
2007年 05月 18日

PILGRIMAGE/MICHAEL BRECKER(2007)



M1. THE MEAN TIME
M2. FIVE MONTH FROM MIDNIGHT
M3. ANAGRAM
M4. TUMBLEWEED
M5. WHEN CAN I KISS YOU AGAIN?
M6. CARDINAL RULE
M7. HALF MOON LANE
M8. LOOSE THREADS
M9. PILGRIMAGE

[Personnel]
Michael Brecker(tennor sax, ewi)
Pat Metheny(guitars)
Herbie Hancock(piano)
Brad Mehldau(piano)
John Patitucci(bass)
Jack DeJohnette(drums)

2007/1に亡くなったマイケルブレッカーの最新作。ライナーによればレコーディングは2006/8に行われ、レコーディングの直後から容態が悪化、レコーディングの全工程が完了したのが亡くなる2週間前だったそうだ。自分がこの作品に関してとやかく書いたところで全然意味は無いが、演奏自体は到底病で弱っていたなどとは思えず、気心の知れたメンバーとの演奏を大いに楽しんでいる様子が伝わってくる。しかも全曲オリジナルで1曲を除いては全て闘病中に書かれたものだという。入魂の作品であると同時に奇跡の作品でもあると思う。
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by batterista | 2007-05-18 02:08 | Review
2007年 01月 16日

NEARNESS OF YOU :: THE BALLAD BOOK/MICHAEL BRECKER(2001)



[Songs]
M1. CHAN'S SONG
M2. DON'T LET ME BE LONELY TONIGHT
M3. NASCENTE
M4. MIDNIGHT MOOD
M5. THE NEARNESS OF YOU
M6. INCANDESCENCE
M7. SOMETIMES I SEE
M8. MY SHIP
M9. ALWAYS
M10. SEVEN DAYS
M11. I CAN SEE YOUR DREAMS
M12. SAY IT(OVER AND OVER AGAIN)

[Personnel]
Michael Brecker(ts)
Pat Metheny(guitars,synth guitar)
Herbie Hancock(pf)
Charlie Haden(bs)
Jack DeJohnette(ds)
James Taylor(vo)

2007/1/13に57歳の若さで亡くなってしまったMICHAEL BRECKERのバラード作品。ブリブリ吹きまくるマイケルも好きだが、マイケル作品の中では断トツでこれが一番好き。泣ける。演奏する側としても聞く側としても、バラードっていいなあ、と思うようになったキッカケの一枚だと思う。しばらくはこれ聞いてます。
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by batterista | 2007-01-16 01:38 | Review
2007年 01月 10日

TRAVELS/PAT METHENY GROUP



[Disc1]
1.Are You Going With Me?
2.The Fields,The Sky
3.Goodbye
4.Phase Dance
5.Straight On Red
6.Farmer's Trust
[Disc2]
1.Extradition
2.Goin' Ahead/As Falls Wichita,So Falls Wichita Falls
3.Travels
4.Song For Bilbao
5.San Lorenzo

[Personnel]
Pat Metheny(guitars,synth guitar)
Lyle Mays(piano,synthesizer,organ....etc)
Steve Rodby(basses)
Dan Gottlieb(drums)
Nana Vasconcelos(Percussion)

なんだかんだ言ってもやはりメセニーラヴなのだ。
録音は1982年、アルバムで言うと"OFFRAMP"と代表作の"FirstCircle"の間に位置し、PMG初のLive盤。現在でも3時間近くに渡るステージを展開するPMG、ライヴパフォーマンスには昔から定評がありこのアルバムでも十分にバンドとしての完成度の高さとエネルギーを感じることが出来る。なにしろ全員まだ若いw。それにしても1曲目の"Are You Going With Me?"(ついておいで)なんて何度聞いてもしみじみする良い曲だ。泣ける。2枚組で"SanLorenzo"や"Phase Dance"といった初期の名曲も入っているし、非常にお得なアルバムである。
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by batterista | 2007-01-10 02:12 | Review
2006年 12月 05日

Chick Corea Akoustic Band Live from The Blue Note Tokyo(1998)



[Songs]
M1.Humpty Dumpty
M2.New Waltse
M3.With A Song In My Heart
M4.Chasin' The Train
M5.Summer Night
M6.Tumba
M7.Autumn Leaves

[Personel]
Chick Corea(p)
John Patitucci(bs)
Vinnie Colaiuta(ds)

[Comment]
入手した当時はいわゆるFusionな音楽にやや飽き気味だったというのもあって、あまり興味を持って聞くことは無かったのだが、久々に引っ張り出してきて聞いてみたらかなり面白くてここ最近すっかりヘヴィーローテーションになっているアルバム。収録は1992年、先に映像の方が出回っていて(でも正式版ではないはず)そこそこ有名だったところに音源が後追いで出た感じ。何が面白いっていうとカリウタに尽きる。この作品の収録時はオリジナルメンバーのデイブ・ウエックルでなく代役でカリウタが叩いてるのだけど、ウエックルと比較すると(オリジナルメンバーでないということもあってだろうけど)カリウタの方がより縛りの無い自由なアプローチで叩いていてグルーヴも含め全般的にジャズ度が高い。1曲目のハンプティ・ダンプティから全開叩きまくりで、収集のつかない手前くらいのところまで行ってしまっているところもいい。まあ、このバンドが果たしてジャズかどうかは意見の分かれるところだけど、たまにはこういうのも昔の血が騒いでよろしい。3人ともスゴすぎます。 
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by batterista | 2006-12-05 01:35 | Review
2006年 09月 03日

Question and Answer/Pat Metheny with Dave Holland & Roy Haynes



[Songs]
1. Solar
2. Question and Answer
3. H&H
4. Never Too Far Away
5. Law Years
6. Change of Heart
7. All the Things You Are
8. Old Folks
9. Three Flights Up

[Personnel]
Pat Metheny(gt)
Dave Holland(bs)
Roy Haynes(ds)

[Comment]
メセニー、ホランド、ロイヘインズのごくごくまっとうな(?)ギタートリオ作品。選曲はスタンダードを中心にオリジナルも少々。全体を通じてロイヘインズのスピード感が心地よい。てか、この人映像だけで見ると一見粗雑な感じがするんだけど、出てくるサウンドは実に颯爽としている。なんなんだこりゃ。(1990/6/12発売)
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by batterista | 2006-09-03 01:47 | Review
2006年 07月 21日

Trio Beyond / Saudades (2006)



[Songs]
(Disc1)
M1. If
M2. As One
M3. Allah Be Praised
M4. Saudades
M5. Pee Wee
M6. Spectrum
(Disc2)
M1. Seven Steps To Heaven
M2. I Fall In Love Too Easily
M3. Love In Blues
M4. Big Nick
M5. Emergency

[Personel]
John Scofield(gt)
Larry Goldings(Org,El-p)
Jack DeJohnette(ds)

[Comment]
このアルバム、副題が"トニー・ウィリアムスへのオマージュ"となっていて、編成もライフタイムと同じオルガントリオのライヴ盤です。ディジョネットを中心にジョンスコとラリーゴールディングスがトニーにちなんだ曲を演奏するというのはそれだけで十分に期待させます。アコースティックなキーストリオとは違い、ディジョネットは久々に派手に叩きまくっていて、あの拍の頭がどこだかわからなくなるような(笑)唄うフレーズを連発してます。そこにジョンスコがウネウネと絡み付いてくるので、もうたまりません。"I Fall In Love Too Easily"のジョンスコなんてかなりいい感じです。これは久々にめっけもんです。
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by batterista | 2006-07-21 01:42 | Review
2006年 05月 23日

Miles Davis / 'Four' & More(1964)



[Songs]
M1. So What
M2. Walkin'
M3. Joshua
M4. Go-Go (Theme and Announcement)
M5. Four
M6. Seven Steps to Heaven
M7. There Is No Greater Love
M8. Go-Go (Theme and Announcement)

[Personel]
Miles Davis(tp)
George Coleman(ts)
Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b)
Tony Williams(ds)

[Comment]
マイルスの数ある名盤の中でも一番に掲げる人が多いのがこれ。個人的にはShorterの参加している"In Berlin"の方がサウンド的にも好きなのだけど、これも同じくらいカッコええ。そして自分がまだ生まれていない時代にこんなことをやっていたというのも驚き。リアルタイムで聞いた人はもっと衝撃があっただろうな。インプロヴィゼーションとは何ぞ、ということが非常にわかりやすく、逆に言うと非常に難解に繰り広げられております。で、マイルスがいかに即興性を重視していたかというエピソードで有名なのが、このアルバムに参加しているジョージコールマンが曲だかフレーズの練習をしていたらクビにしたとかしないとか。トニー、ロン、ハービーのリズム隊も鬼のような演奏を聞かせてます。
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by batterista | 2006-05-23 02:29 | Review