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2009年 06月 24日

緩急

演奏しながら曲を造り上げていくとき、ドラムの立場で実行出来るアイデアの基本は「対比」にあると思う。

例えば、
音量の大小とか、
音数の多少とか、
テンポの速い遅いとか、
リズムチェンジとか。
メリハリ、と言い換えてもいいかも。

ジャズの場合は演奏者の心理状態もサウンドに影響するので、これらを意識的に駆使することで他のプレイヤーの刺激にもなって更に良い効果が期待できる。

「緩急」もそのひとつ。

例えば、ドラム以外がリズムに乗って進行しているとき、ドラムだけレガートを刻まないでソロのように不定なフレーズを唄いながら叩いてみる。極端な例で言えば裏拍だけを使って叩くとか、場面によっては多少大胆にやっても面白い。

そうすることでリズムのポイントが曖昧になって不安定な状態が生み出せる。

こういう状態のときは演奏している方も聴いている方も、リズムに集中しなければならず、軽い緊張状態を強いられる。プレイヤーはドラムの変なフレーズにつられて自分だけズレたりでもしたらカッコ悪いし、聴く側もなんかモヤモヤとした感覚で曲が進むので思わず2拍4拍で指パッチンを入れたくなる。

そんな状態で1、2コーラスほど演奏し、ある時点から普通にレガートを入れて4分音符をプッシュして刻み出してみる。

すると、演奏者も聞く側もそれまでの緊張感から開放され、お預けを喰らっていた後のような、ちょっとだけジラされた後のような、一気にテンションが上がる。

敢えて不安定な状態を作るのはリスクもあるけど、たまにやってみると効果があって面白い。

・・・こんなことを書いているからエロいと言われるのか?

by batterista | 2009-06-24 01:09 | jazz


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