エンジニアにとっての「視野」というのはレンズに例えるとわかりやすい。
広角レンズしか搭載していない人はどうすればゴールにたどり着けるか、
という方法論を考え出すのは得意だけど、
言葉や表現がグローバル過ぎて話が具体的になった途端に通じなくなる。
概念図だけ描いてみせて「簡単でしょ」と言いながら、
設計やプログラムの細かい話を尋ねてもまったく解答できなかったりして。
一方マクロレンズしか搭載していない人は、
細かいところはバッチリだけど全体が見えてないのでゴール地点も見えてない。
予定を無視して自分の気が済むまで細かいところを造り込んでしまったりする。
まぁ、人それぞれ個性があるので、どちらが良い悪いはいえないが、
自分にとって理想のエンジニアとは広角もマクロも使えて、
且つ相手によってきちんとピントの調節をして(相手の目線に合わせて)話が
出来る人だな。
自分の周りにはそういう人が少ないな。