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2007年 02月 19日

奥平真吾

天才少年ジャズドラマーとして一世を風靡し、
自分がジャズのタイコを意識し始めた頃にはNYに活動の拠点を移していて、
名前だけは知っていたけど実際の演奏を聴く機会はメディアも含めほぼ無かった。
日本人ジャズドラマーとしては別格の存在という話も各方面から聞いていて、
今回のLiveを非常に楽しみにしていた。

メンバーはスティーブ・エルマー(Pf)、田中秀彦(B)、奥平真吾(Ds)。
奥平氏のタイコは非常にオーソドックスなスタイルでバンドサウンド造りに徹した演奏、
派手さはないが非常に高度な技術と感性を持ち合わせているというのはすぐわかる。
それでいてテクニックを無用にひけらかすことをせず、
曲に息吹を与えるが如く淡々と、時に大胆に刻み続けていたのが印象的。

音色はおそらく楽器とタッチの加減と思われるが全体的にドライなサウンドで、
どのパーツもノーミュートなのに適度なミュート感があって出音が非常にクリア。
しかも各パーツのボリュームコントロールとスティックコントロールが絶妙で、
アマチュアなら勢いで叩いてしまうような細かいフレーズや早いパッセージも
ひとつひとつの音が全てきちんとコントロールされていて死に音が無い感じ。
それと、リズムの良さは今まで生で見た中では恐らく一番じゃないかと思う。
ボリュームやパターンが変わってもパルスは一定のまま流れるので心地良い。

どうしてもドラム中心に聞いてしまったが、
他の2人も素晴らしく、バンドならではという息の合った場面も数多く見られ、
非常に完成度の高い演奏だったと思う。

終了後に少しだけお話させて頂いたが、楽器の話になると楽しそうに目を輝かせていて、
なんというかジャズとドラムが好きでたまらない、という感じが伝わってきた。

いろいろな意味で非常に刺激を受けたLiveであった。

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by batterista | 2007-02-19 03:05 | Viewing Event


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