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2008年 07月 24日

非ジャズの人がジャズ(5)

またまた間が空いて前回のつづき。

非ジャズの人がジャズをやるようになって単に手足の動きレベルではある程度のことは出来るようになってくると、次の段階は「音色」ではなかろうかと思う。

基本的にPAが叩いたときのアタックを拾いPA側でもある程度加工が出来る非ジャズなドラムと違って、生楽器且つ小さいハコで演奏することも多いジャズドラムでは楽器自体の出す音色が重要なファクターになる。生で楽器をキレイに鳴らせないと、どんなに高度なことをやっても演奏の質は落ちる。これはきっとドラム以外の楽器でも同じことが言えるはず。

で、音色というのはその人それぞれの「奏法」に起因するので、音色の違いはすなわちタッチの違い、要は「個性」とも言える。ドラマーには他の楽器と比べて楽器ヲタクな人も多く、いろいろな楽器をとっかえひっかえ使っているのをよく見かける。楽器を変えれば音の悪さを多少は誤魔化すことは出来るかもしれないが、基本的な奏法が変わらなければ本質的にキレイな音は出せない。

そして一番大事なこと、当然ながら実際に「いい音」(だと感じる音を)を聞いたことがなければ自分が出している音が良いのか悪いのかはわからない。まずは自分にとっての「いい音色」とはどんな音なのかイメージとして掴み、近づけていくことが重要だと思う。

一番手っ取り早いのは一流プロの演奏を聞くことだが、ジャズの場合「プロ」と名は付いていても「自称」「似非」な人がかなりの比率で紛れているので注意が必要である。仮にもし「誰を聞いても同じようにしか聞こえない」という人は残念ながら今はまだ「耳」が出来上がっていないということで、ここで成長が止まってしまう人も結構いる。

例えるなら、年寄り連中がモー●ング娘やジャ●ーズ系グループは全員同じ顔に見える、というのと一緒なのでCDやライブなど時間は掛かるが興味を持っていろいろな音を意識して聞いていくしかないと思う。

「違い」がわかるようになると、必然的に自分の出している音とのギャップに悩む日々がやって来るはずなので、そこからがようやく真に音色を追求する段階のはじまりである。

by batterista | 2008-07-24 00:12 | Jazz Drumming


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